令和6年7月の伊勢崎市の不動産事情(7月7日付け)

2024年7月7日

伊勢崎市限定不動産会社代表の角田です。
上半期も終了しまして、伊勢崎市の不動産状況を書き込みしたいと思います。

令和6年もあっという間に7月になり、今日は七夕ですね🎋
この上半期は一言で言えば「売却査定依頼」と「売却買い取り依頼」ラッシュと言った感じの半年でした。

皆様もご存知の方もいらっしゃると思いますが、今年4月から「不動産登記法の相続登記義務化」がスタートしました。
意外とお客様によっては、相続登記を行っていない方も多く、お祖父様の時代から相続登記を行っていないと言う方も
いらっしゃる位、相続登記を行わない方が多いのが現実です。

余談ですが現在相続人が分からない不動産や、所有者不明の不動産はどの位有るかと言えば、概ねの感覚ですが、九州全域の面積と昨今は山口県の半分位迄の面積が、日本全国でそういった不動産となっております。

また令和5年での調査で現在空き家は約900万戸前後有る模様です・・・・・

にも関わらず、日本は昔からスクラップ&ビルドで、常に新築住宅を建築し続けていますが、昨今事情が変わってきております。
2年ほど前から先ずは建売住宅販売件数が極端に減っており、逆に考えると「建売住宅が売れていない」事情がございます。これは全国的な話しですが、もしかしたら既に「建売住宅と言うビジネスモデルが破綻傾向」なのかも知れませんね・・・・

この伊勢崎市でも昨年は建売業者様が在庫調整で価格を1000万円等落として販売なんて言う物件も有ったり、また大手ビルダーが昨年秋口頃からこの伊勢崎市での建売分譲用地の仕入れ(取得)を1年近く行わないといった大手ビルダーも出ております・・・
もともと建売住宅の起源は昭和50年前後に第一次建売ブームが発生したことにより、もともと借家住まいだった日本人の生活をより良いものにし、また注文建築より立地も良く、価格も破格で購入出来る事、また団塊の世代が中心になって購入をし、日本経済が右肩上がりの時代に出来たビジネスモデルですが、既に建売分譲住宅もビジネスモデル起源から50年前後経とうとしております。

地域的に土地から購入し注文建築を立てることの出来ない、土地価格の高い地域では今でも建売住宅が多い所以ですね。

しかしながら現在地方(この伊勢崎市も該当)では、建売住宅より土地の単価も安い地域ですので、注文建築派のお客様が圧倒的に多いのが現状であり、また昨今の物価高や資材高騰、円安や賃金が地方では上がりにくい状況、また昨今のシンクタンクの調べで日本人の約60%弱が「生活が苦しい」と言う結果も出ておりますが、消費者の購入意欲(特に建売住宅関連)の低下、今後も世の中の動向として金利上昇等も懸念されておりますので、正直新築建売住宅のビジネスモデルは今後伸びないと感じます。
余談ですが、大手建売分譲業者の販売会社(会社名は言えませんが)がここ最近で首都圏以外の地域の店舗を全て閉鎖すると言う話も最近出ております。

以上を勘案し、この伊勢崎市に当てはめて見ますと、今後新築建売分譲住宅は既に高値であり、この伊勢崎市でも3000万円位の価格帯のものもございますが、正直土地単価の安い伊勢崎市では今後建売分譲住宅の購買層が極端に減ると私は考えております。
少子化も拍車を掛けて居ること、また都心部へ流れる客層も増えるのでは無いかと思います。

さて話しは代わり、今年上半期の伊勢崎市の不動産事情はとにかく土地物件が少ない状態が続いております(仲介物件等)。毎日弊社専属事務員が物件確認や収集をしておりますが、本当にポータルサイトを見ても本当に新規で出てくる土地が枯渇しており、良い土地は本当に1日、2日で申し込みが入る状況がこの数年続いております。

また冒頭でも書き込みしましたが、売却査定依頼は本当に多くなっておりますが、土地売却というより「相続したご実家の売却査定」が物凄く多く、当然建物(古家)があり、それを事前に解体出来る方も少ないので、困ってしまっている所有者様も正直多いのが現実です。
弊社でもこの上半期だけで17件物件を購入させて頂きましたが、ほとんどが解体が必要で既に今年上半期だけでも7件の建物解体を行っております。
今後もそういった物件が増える事は確実ですね。でもその物件を解体し、更地にし、境界塀を新設し、完全造成を行いお客様へご提供出来ればと思っております。

ちなみに中古住宅に関しては安い物件(1000万円以下)で物が良ければ売れますが、1000万円以下の物件は正直建物も築30年以上が当たり前ですので、なかなか取引が少ないのが現状ですね。
その反面「注文建築会社施工の中古住宅は相変わらず動きが良い」です!

やはり建売住宅系の中古住宅や築年数の古い中古住宅は正直動きが物凄く悪いと感じます。

最後に総評として、今弊社のお客様の90%以上が土地購入のお客様ですが、昨今の建物建築費用の増大で今まで1200万円位の土地探しのお客様は1000万円以下で探したい、または800万円以下で土地を探したいと言う方が多くなっている感じが致します。
この伊勢崎市では以前より注文建築派のお客様が多い地域故に、新築建売住宅や中古住宅より土地購入のお客様が正直圧倒的に多い地域です。
今後も弊社で仕入れを行い、良い土地をご紹介したり、仲介物件でも良い土地をご紹介出来るよう尽力してま参りたいと思っておりますので、伊勢崎市での土地探しの際は弊社サイトを是非ご覧ください。

以上簡単ではありますが、令和6年7月現在の伊勢崎市の不動産事情でした!

このページの先頭へ戻る
LINEでご相談LINEで相談