令和4年8月の伊勢崎市の不動産動向と夏季休暇のお知らせ

2022年8月9日

こんにちは、クリエートハウジング代表の角田です。
最近は本当にブログを書く時間も無い程ですが、多くのお客様には感謝ですね。

まずは明日8月10日(水)~8月17日(水)迄の8日間夏季休暇とさせて頂きます。
皆様からのお問い合わせやご相談等はメールもしくはLINEにて承っております。
長期休暇ですが、皆様もお出掛けされる方も多い事かと思います、十分気を付けて楽しいお盆休みをお過ごし下さいね。

伊勢崎市における土地不足の実態

最近感じる昨今の伊勢崎市の不動産事情を書き込みしたいと思います。

伊勢崎市の不動産市場では、土地の供給不足が顕著になっています。

  • 新規の土地物件が極めて少ない状況
  • 良質な物件は30分で申し込みが入るケースも
  • 土地を探す方々にとって厳しい状況が続く

全国的に地方では同じなのかもしれませんが、とにかく【物件数が無い】と言う事。
数ヶ月前のブログでも書き込みしましたが、特に土地の新規案件が少ない状態です。

特に土地をお探しの方には気の毒な位物件が出てこないですし、また良さそうな物件が出れば早い物件では本当に30分で申込・・・なんて物件もございます。

土地供給不足の原因と物件囲い込みの実態

何故このような状態が続いているのか?
土地供給不足には複数の要因があります。

  1. コロナ禍の影響

    • 地上げ業者の活動停滞
    • 不動産取引の一時的な停滞
  2. 物件の囲い込み

    • 一部業者による情報独占
    • レインズ登録の不適切な運用
  3. 開発の一段落

    • 区画整理や線引きの進展
    • 売却意欲の低下

コロナ禍の影響

数年前のコロナ発生からその後2年間位の間、地上げ業者(所有者より土地売却を催促する業者)は地主様宅へ行けず、地上げが出来なくなっていました。
最近は世の中がコロナにも多少慣れた感もあり、今、地上げ業者もやっきになっている。
それにも関わらず土地の新規物件が少ない状態なのです。

この伊勢崎市では「慢性的に土地供給量が少なく、土地を購入したいというお客様の方が多い」為、ここ数年、おのずと競争の様な状態になっています。
現に弊社で売却依頼を頂いた物件でも、情報公開前に弊社のお客様へ先行して情報をメール・LINEでお知らせするだけで、この数年何件も土地は売れてしまいました。

物件の囲い込み

また、物件数が伸びない理由の一つに【物件の囲い込みをする業者】が増えた感じが致します。
売却依頼を受けた業者は、自社でお客様を見つければ【売主・買主】両方から仲介手数料を貰えます。
都心部では以前より多かった、いわゆる「物件の囲い込み」「囲い込み業社」。
この地方の伊勢崎市にも、そういった【物件情報を自社以外に出さない業者】が多くなった感じはヒシヒシとしますね・・・

実は「物件の囲い込み」って、売主様は知らないケースが大半なのです。
【不動産業者が勝手にレインズ登録(他社への紹介サイト)もしないケース】が圧倒的に多く、更にひどいのはレインズに登録しているにも関わらず・・・

  • 物件紹介出来ません
  • 既に予約が入っています
  • 全てのホームページ掲載禁止です

等々、他社に出しても仲介手数料が分かれ(売主側不動産と買主側不動産とで各々から仲介料を貰う事)になるのが嫌で、結果、「囲い込み」が発生しているのです。

弊社では必ずレインズに登録します。
売主様の為に、分かれであっても、他社様と共に協力して早期に売却できることが一番だと思っているからです。
しかしながら、その様に思わない業者さんも多いのが伊勢崎市不動産業界の実態です。

開発の一段落

違う見地で見てみると、この10年〜20年で伊勢崎市の土地区画整理や日線引きの地域開発(宅地造成)も進みました。
「土地が出ては売れ、出ては売れ」の十数年前の感じは無くなり、土地売却の農家さん(地主様)もひと段落した感じも受け取れます。
よくお客様に【空地があるのに売りに出ていないのですか?】と言った質問も受けますが、そういった地主様は相続等が無い限り、正直売りに出す事も少ないですね。
逆に多くなっているのが、いわゆる【空き家】です。
弊社も売却査定サイトから売却依頼を受ける60%位は、実は【相続して不要になった実家】と言うケースが多く、その空き家を解体して販売しているケースも多いです。

伊勢崎市で育って、その後東京の大学に行き、大学を卒業し、都内の会社に就職した方が、結婚してマンションを買って、という50代後半〜60代の方は多くいらっしゃいます。
東京なら、伊勢崎市まで車で1時間半~2時間もあれば来れますので、そうしてお仕事を頑張った方が、今、「ご両親もいなくなって相続した実家を売却」と言うケースは今後10年でかなり増えると思います。

弊社では今後も仲介物件(他社様からのご紹介物件)であっても、しっかりと分かれ(片方からの仲介手数料)であっても、土地探しのお客様の為に尽力致します。
売却査定依頼も年間100件前後いただきますので、不動産を売却したいお客様にも【適正価格】を提示して行きたいと思います。

現在伊勢崎市内には【なぜこんなに高いの??】と言う物件も多々ございます。
憶測ですが、そういった物件は「高値取り業者」さんが、とにかく「売却依頼」を取りたいために高値を提示して、半年…1年…と時間をかけて「価格を落す(売却希望価格を値下げさせる)」手法です。
売主の皆様は「相場よりも高額な売却価格の提示」には、十分ご注意下さいね。

伊勢崎市内の相場価格を自分で調べたい!という方は売却サイトをご覧ください。
過去の実際の売買実績に基づき、相場価格を自動算出します。
個人情報登録不要、無料でお調べいただけます。

中古住宅市場の動向と建売住宅の苦戦

さて新築建売住宅や中古住宅はどうでしょう?

項目中古住宅建売住宅
需要高い低下傾向
特徴フルリノベーション物件が人気価格上昇により割安感が減少
動向大手ハウスメーカー系が好調在庫増加、販売停滞

中古住宅市場の動向

中古住宅は出るには出てきます。
【大手ハウスメーカー系の中古住宅をフルリノベーション】した物件は売れていて、動きが良いですね。
【任意売却物件】や【競売物件】のリフォーム住宅も多少ですがあります。
その反面、建売住宅系の中古住宅は何故か動きが悪い傾向に御座います。

建売住宅の苦戦

伊勢崎市でも、この20年強でほとんどの都心部中心の建売業者が来ています。

建売住宅業者へ物件を持ち込みする業者(土地の仕入れ業者)も多くなっていますね。
要は、「自社で買取も出来ず、かといって中途半端に大きな土地が出ると即建売業者へ卸す」不動産会社さんですね。

建売住宅は、この伊勢崎市には数知れず多くございますが・・・実は本当に売れ行きが悪い状況になっています。
景気後退も一因ですが、何よりここ数年の「物価高」「資材高騰」「ウッドショック」等の「建売住宅の「原価高騰」が、結果、建売住宅の販売価格を押し上げていることが大きいです。
同じ感じの建物であっても、数年前より200万円~300万円程価格が上がっております。
購入者も今までの割安感が無くなった建売住宅を購入する事が出来ない状況になっていると推測されます。
各銀行の住宅ローン担当者に聞いても【建売住宅の申込案件が本当に少なくなった】と口をそろえて言っていますね。

今やこの伊勢崎市内でも完成した建売住宅の在庫がかなり多いと聞きます。
既に建売と言うビジネスモデルもこの伊勢崎市では通用しなくなってきている感も致します。
それでも建売業者は売り続け、建て続けなければなりません。
インフレ傾向が無くなり、バブル崩壊して30有余年、所得も上がらずの日本では、今の物価高で先行きが見えない感じも致しますね・・・

頑張れ建売業者さんとも言いたいですが、時代にマッチしたものを作る必要、すなわち今までのビジネスモデルの脱却が必要なのかもしれませんね。

前述しましたが、逆に中古住宅(事ハウスメーカー系)は動きは良いですね。
このネット社会では、下手すれば【不動産会社の営業マンより詳しいお客様】が多数いらっしゃると言う事です。

伊勢崎市で不動産を購入する方へのアドバイス

伊勢崎市の不動産を取り巻く環境や現状、今後の見立てについて思うことを書いてみました。
これから伊勢崎市内で「家」を持ちたい!とお考え中の方。
簡単ではございますが、伊勢崎市限定の不動産屋さんからのアドバイスです。

土地をお探しの場合

  • 信頼できる不動産会社の無料会員登録(未公開物件も収集できるように)
  • 物件情報を毎日チェック
  • 迅速な対応が必須

住宅購入を検討の場合

伊勢崎市の不動産市場では、土地の供給不足が顕著になっています。

  • フルリノベーション中古住宅も視野に
  • 新築注文住宅との価格差を考慮
  • 総合的な判断が重要

土地探しのお客様は、まずは信頼の置ける不動産会社を見つけること。
そして希望の条件を登録し、迅速に物件情報を毎日見ることです。
弊社では、希望条件を登録いただくと、未公開物件を含む全ての物件情報が閲覧いただけます。
条件に見合う物件が出たタイミングで、メールやLINEに物件情報をお届けします。
土地自体があまり出てこない、特に人気エリアの土地はなかなか出てきません。
希望の土地を購入できるかは、本当にスピード勝負な現状です。

土地購入のお客様でもフルリノベーション中古住宅も正直魅力的なのは、価格の安さです。
土地購入から新築注文住宅をこれから建てる方は、部材高騰で数年前より数百万円建物コストが掛かると考えておいてください。
その点を加味すれば、正直、中古住宅購入も視野に入れても良いのかとは思います。

以上が簡単ではございますが、今の伊勢崎市の不動産事情かと思います。

今後も弊社では土地をメインに、中古住宅は当然建売住宅もご紹介して行きます。
多くの皆様にマッチした物件をご紹介出来る様これからも尽力致しますね。

では皆様もこのお盆休み、ひとまず物件探しは置いておいて、ご家族で楽しいお休みをお過ごし下さいね。

令和4年8月9日
株式会社クリエートハウジング
取締役社長 角田秀則

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